第1ラウンドまでのパートは本当に素晴らしい。
主人公と犬との愛情あふれる日常生活の描写、精神の崩壊を一歩手前で食い止めるウィルス根絶に
賭ける執念、今は失われた家族への想い、そして恐怖、後悔、怒り、悲しみなどの複雑な感情を
だだらに続く、先の見えないサバイバルの日々の中でどう押し殺し、克服しているかを
手際よくまとめている。
M4カービンと拳銃で武装しての物資調達とビルサーチ、野生動物のハンティング、畑仕事、
そしてウィルスに対抗する手段の研究と日中はやることが満載である。
インフラ無き世界での希望の無いサバイバル演出としては、これまでに類の無いスケールと
ディティールの描写だ。
ただし、後半がよろしくない。
最終的に、まあナイトシーカーズとの一大決戦になるとは思っていたが、なんというか
単純な「ヒーロー的自己犠牲のパターン演出」でまとめている。
ホント、アメリカ人ってワビサビを理解しねえよな・・・といいつつ、だからこその大ヒットだから
映画会社の判断は正しいのだろうが、当初、監督が意図したエンディングが収録されたということで
がぜん、興味が湧いた。今年、前半で「28週後・・・」と並び、もっとも期待しているタイトルである。
ちなみに、「レジェンド」「28週後・・・」ともに北米版の画質は「上の中」といったところです。


うーん、最近のハリウッドって拷問がはやってるのかな?某スパイ